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ことの終わり -- THE END OF THE AFFAIR
all cinema online 詳細ページへ 1999年 イギリス ・アメリカ / ロマンス
  監督 : ニール・ジョーダン
  脚本 : ニール・ジョーダン, グレアム・グリーン(原作)
  出演 : レイフ・ファインズ, ジュリアン・ムーア
  スティーヴン・レイ, イアン・ハート
  -- DVD / 満足度 ★★★☆☆

ことの終わり …それはタイトルの響きだけで十分妖艶な妄想を掻き立てさせる、大人の切ないラブストーリーである。この作品は、キリスト教的価値観がベースとなる宗教色の強い作品だけに、しばしば日本人には受け入れがたい作品であると言われるが、正直私はその逆の感想を持った。人が窮地に陥った時、絶対的な何かに救いを求める行為は何も信仰を持つ者だけの特権とは限らない。私は無神論者だが、そうなれば恐らく同じことをするだろう。人の思想は自由で、そして人とは矛盾に満ちた生き物なのだから。この物語は、そういった人間の矛盾や表裏を突いた作品であると私は捉えている。無垢で清らかな存在として描かれる主人公のサラには、一方で野性的かつ不道徳な一面が宿っている。つまるところ彼女の存在はそう、聖母と娼婦だ。それが表裏一体となって彼女という人間を形作っている。私はその登場人物に宿る二面性という側面に強く魅力を覚えた。超自然的なストーリーに違和感を感じさせないのは、そういったキャラクターの現実性が上手く作用しているおかげだろう。さて、ここで描かれる愛の形は、一見純粋で崇高な異性愛を象っているように見えるが、私は敢えて性別や年齢を超えた人間同士の愛情の巡りを表現しようとしているのだと理解したい。そこには主人公2人の愛だけでなく、苦悩する夫とその妻の愛人との間に交わされた愛、そして少年と婦人の関係が象徴する慈悲のような深い愛、この全てが包括されている。つまり愛とは美しく、それでいて複雑なものであると、この作品は伝えているのだ。
期待したような衝撃は薄いが、鑑賞後にも余韻を残す神秘的な作品であった。
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