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エリザベス -- ELIZABETH
all cinema online 詳細ページへ 1998年 イギリス / 歴史
  監督 : シェカール・カプール
  脚本 : マイケル・ハースト
  出演 : ケイト・ブランシェット, ジョセフ・ファインズ
  ジェフリー・ラッシュ, リチャード・アッテンボロー
  -- TV / 満足度 ★★★☆☆

『エリザベス』は、純粋な史劇とは違い、わずか25歳で国を背負うこととなった女性の苦悩と成長を描いたドラマである。ゆえに物語の終着点は、彼女が女王としての新たなる一歩を踏み出したところに設定されている。つまり、作り手は彼女の全生涯にスポットを当てるのではなく、エリザベスという少女がいかにして王の威厳を備えるまでに至ったのかという人間的側面だけを描こうとしたのだ。しかし、私が歴史を知ってしまっているからだろうか、彼女の人生は " それから " が面白いのである。確かにエリザベスという女性の素顔にも興味はあるが、その要素だけではやはり寂しい。スペインとの戦いの末にイギリスを世界一の国家に伸し上げた一権力者としての彼女の顔を、私はもっと見たいと思った。しかし、エリザベスをケイト・ブランシェットが演じている点は興味深い。即位前のあどけない表情から女王としての凛々しい顔つきまで、実に見事な表現力で魅了する。高貴なる王の風格を、内面から醸し出す妙、これぞ女優である。
最後に1つ気になることを挙げると、劇中で一番重要な台詞である " I have become the Virgin " の日本語訳が、「私は処女になった」となっていたのだが、この場合の " Virgin " は「聖母(マリア)」と訳すのが適切ではないだろうか。人々は、偉大で神聖な存在にひれ伏し崇め敬う。マリア像の前に跪き、その気高い顔を見上げ自分の歩むべき道をはっきり悟ったエリザベスは、生涯一度も結婚することなく大英帝国の黄金時代を築いていったのだ。
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