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皇帝ペンギン -- LA MARCHE DE L'EMPEREUR
all cinema online 詳細ページへ 2005年 フランス / ドキュメント
  監督 : リュック・ジャケ
  脚本 : リュック・ジャケ, ミシェル・フェスレール
  撮影 : ロラン・シャレ, ジェローム・メゾン
  音楽 : エミリー・シモン
  -- DVD / 満足度 ★★★☆☆

私は以前、オーストラリアの南端にある海岸で、野生のペンギンに運良く遭遇したことがある。といっても皇帝ペンギンの赤ん坊ほどの背丈しかない小さな小さなペンギンなのだが、それでも堂々と胸を張って行進する姿に一種の感動を覚えた記憶がある。ペンギンの魅力を一言で言い表すなら、愛らしさの奥にある力強さ、これに尽きるだろう。厳しい自然に真正面から立ち向かい、仲間のために、家族のためにと忍耐強く生きる姿勢。人間の一生よりもうんと深いドラマがそこにはあるような気がする。『皇帝ペンギン』は、そんな彼らの素顔を8880時間もの長きに渡って追い続けた執念のドキュメンタリー記録である。途方も無い撮影を敢行したクルーらの努力の甲斐あって、映像としてはまさに奇跡的な瞬間を欲しいがままにしている。しかし首を傾げてしまうのは、なぜペンギンを擬人化し、彼らに台詞を喋らせる演出にたどり着いてしまったのかという点だ。ペンギンに代わって心の声を伝えているつもりだろうが、これが全く余計としか言いようが無い。ナレーションが加わることによって、見る側はペンギンの神秘的な生態を多面的に解釈しようとする機会を奪われてしまうのだ。そもそもペンギンは、そのままですでに役者顔負けの表現力を備えているのだから、これ以上わかりやすくする必要などないはず。直向に生きるペンギンたちの姿を見ながら、人間の傲慢さを思い知らされるとは何とも皮肉である。
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