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ブラザーズ・グリム -- THE BROTHERS GRIMM
all cinema online 詳細ページへ 2005年 アメリカ ・チェコ / ファンタジー
  監督 : テリー・ギリアム
  脚本 : アーレン・クルーガー
  出演 : マット・デイモン, ヒース・レジャー
  レナ・ヘディ, モニカ・ベルッチ, ピーター・ストーメア
 -- DVD / 満足度 ★★☆☆☆

『ブラザーズ・グリム』を見終わった後、ひどい空腹感に襲われるのはきっとこの作品に見所と言えるものがないせいだろう。ビジュアルにしてもストーリーにしてもそうだ。『ブラザーズ・グリム』には何一つ心に訴えかけるものがない。
テリー・ギリアムと言えば、『12モンキーズ』に代表される廃頽的な世界観を、独特の映像表現を用いてとことん魅せる監督だ。しかし、『ブラザーズ・グリム』ではそのセンスの一端さえも感じることができない。鬱蒼と茂った森、高く聳え立つ塔、気味の悪い人間たちも、何もかもがどこかで一度見たようなタッチで描かれる。そして、極めつけがCGの拙さ。あれが最先端の技術かと思うと悲しくなる。ビジュアルが命のファンタジー映画で、これほど酷い映像を見せられるとは思わなかった。また、ストーリーの詰まらなさも追い討ちをかける。魔物退治とは名ばかりのペテンで大金を稼いでいたグリム兄弟が、本物の魔女(鏡の女王)と対決するというお話なのだが、余計な描写が多すぎて締まりのない物語になってしまっている。例えばフランス軍による妨害なんてのは全く必要のないファクターだ。
ナショナル・トレジャー』を見た時も同じことを思ったのだが、ファンタジー映画では特に、現実的な要素の扱いに慎重でなければならない。この作品では、軍隊の介入がまさに夢の妨げになってしまっている。それからもう一点。この物語には、「赤ずきん」や、「ヘンゼルとグレーテル」、「灰かぶり」といったグリム童話のエッセンスが度々モチーフとなって登場するのだが、この使い方もあまり上手とは言えない。わかりやすく言えば、その名の通り、ただ登場してくるだけで、何の面白さも生み出さないのだ。まるで芸のなさを自ら露呈しているようで痛々しくも思えてくる。さて、こんな中で辛うじて輝きを放っているのは、ヒース・レジャーの演技だろう。シリアスな作品への出演が目立つ彼だが、意外や意外、コミカルな役どころも様になっている。主演に彼をキャスティングしたことだけは、最後に褒めておいてあげよう。
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