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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ -- THE ROYAL TENENBAUMS
all cinema online 詳細ページへ 2001年 アメリカ / ドラマ
  監督 : ウェス・アンダーソン
  脚本 : ウェス・アンダーソン, オーウェン・ウィルソン
  出演 : ジーン・ハックマン, アンジェリカ・ヒューストン
  ベン・スティラー, グウィネス・パルトロウ
 -- DVD / 満足度 ★★★★☆

ウェス・アンダーソンの映画を見てみよう」企画の第ニ弾、『ロイヤル・テネンバウムズ』。前作の『天才マックスの世界』もそうだったが、脚本はウェス・アンダーソンオーウェン・ウィルソンの共同執筆によるもの。何とこの二人、テキサス大学在学中に出会ったとか。オーウェン・ウィルソンがそれほどの秀才だったとは露知らず、去年のアメリカ旅行で訪れた大学の校舎を思い浮かべながら当時の様子を想像した。
さて、この作品の魅力を一言で言うならば「独創性」だ。ありふれた言葉だが、実際それを感じさせてくれる作品というのは意外に少ない。
本作は総勢10名のメインキャラクターで構成され、そのユニークさは前作同様、しかし完成度では前作をはるかに上回っていると言っていい。2歳の時にテネンバウム家の養女に迎えられたマーゴ(グウィネス・パルトロウ)は、早くに劇作家として認められ、9年生で5万ドルの奨学金を手にした天才少女。ある日、彼女はたった1人で2週間姿を消し、その間に指を一本失くしていた。それから22年後、木製の義指をつけているマーゴに向かって、長男チャスの子供が問いかけるシーンがある。「元どおりにつけられなかったの?」と訝しがる子供に対し、「だって必要ないもの」と無表情で答えるマーゴ。ここで彼女の人間性がはっきり示される。恐れるものなど何もないかのように。しかし、長年マーゴに思いを寄せていた次男のリッチーが、失恋を苦に自殺未遂を起こした時のこと。彼女は彼に寄り添い、「もうしないわよね?」と尋ねる。「それはどうかな」というリッチーの返事にマーゴは思わず顔をゆがめた。ここで彼女は初めて感情を露にするのだが、この演出こそ監督のセンスが光る部分だ。登場人物を単なるユニークな人間で終わらせるのではなく、敢えて人間味を持たせ、深みを出すテクニック。計算しつくされた人物描写がこの作品の独創性を生んでいると言っていい。
さらに素晴らしいのは、この作品を流れる空気感。抑制のきいた知的な笑いが、味のあるキャラクターと妙にマッチする。長男チャスを演じたベン・スティラーも、今回ばかりは「俺って面白いだろ?」オーラを完全に封印し、アンダーソン流の演出に従っている。ただ、クライマックスを迎え、突然場違いなドタバタ劇に走ってしまったのには納得がいかない。それまでの冷静さが一瞬で崩れ落ちていくようだ。この演出さえなければ満点だったのだが....。
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【洋画】ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
A+  面白い A     ↑ A− B+ B    普通 B− C+ C     ↓ C−  つまらない 『評価』  B+ (演技3/演出3/脚本3/撮影2/音響2/音楽3/配役4/魅力3/テンポ3/合計26) 『
| ハサウェイのシネマ!シネマ!シネマ! | 2006/05/19 4:02 PM |