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 洋画を中心とした映画鑑賞記録。ネタバレにご注意ください!
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トゥルー・ブルース -- TOO YOUNG TO DIE?
all cinema online 詳細ページへ 1990年 アメリカ / 犯罪
  監督 : ロバート・マーコウィッツ
  脚本 : デヴィッド・フィル, ジョージ・ルビノ
  出演 : ジュリエット・ルイス , ブラッド・ピット
  トム・エヴェレット, マイケル・オキーフ
  -- PCTV / 満足度 ★★★☆☆

ジュリエット・ルイス演じる15歳の少女は、継父にレイプされ、母親に捨てられた挙句、偶然出会ったぽん引きの男に唆され、ストリップから売春、麻薬へと手を染めていく。そんなある日、彼女は店に来ていた1人の客に保護され、生きる希望を掴んだかのように見えたが、その幸せはいとも簡単に崩れ落ち、この上ない絶望感と怒りから殺人を犯してしまう。裁判の末彼女に下されたのは極刑。
そこで問いかける。 Too young to die?
これは未成年者への死刑適用の是非を問う社会派のドラマである。
アメリカは先進国で唯一、未成年の死刑を認めている国である。非難が高まる国際世論を受けて、このような作品が生まれてくるのはある種必然的とも言えよう。
しかし気に食わないのは、この作品が一貫して少女の殺人に対する正当性を主張してくる点。フィクションをいいことに彼女を取り巻く環境の劣悪さをこれでもかと強調してくる。確かに、 " 彼女には " 酌量の余地があったかもしれない。が、全ての未成年犯罪者を彼女とイコールで結ぶことはできない。当然である。しかし、それをいとも簡単にやってみせる浅はかさに嫌悪感を感じる。
2005年3月1日、米連邦最高裁判所において、18歳未満の未成年凶悪犯に対する死刑適用は違憲か否かについての審議が行われた。これは93年ミズーリ州で起こった誘拐殺人事件で州高裁が宣告した当時17歳の少年への死刑判決を受けてのものだが、結果だけ言えば5対4で判決は違憲とみなされ宣告の撤回命令が下された。なぜこの話を持ち出したかというと、私は合憲を主張したある判事の意見に賛成だからである。それは「年齢にかかわらず事件毎に判断すべき」というもの。いくら罪状に共通性があるとしても、個々の犯罪をジェネラライズしてしまうのは非常に危険なことのように思えてならない。

但し、ある一点においてこの映画は観る価値がある。それは、ジュリエット・ルイスの狂気に満ちた演技を目にするためだ。18歳という若さでこれほどまで役に入り込めるというのは、もう天才としか言いようがない。
私にとっては、彼女の実力を改めて思い知らされる作品となった。
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