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 洋画を中心とした映画鑑賞記録。ネタバレにご注意ください!
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旅するジーンズと16歳の夏 -- THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS
all cinema online 詳細ページへ 2005年 アメリカ / 青春
  監督 : ケン・クワピス
  脚本 : デリア・エフロン, アン・ブラッシェアーズ (原)
  出演 : アンバー・タンブリン, アレクシス・ブレーデル
  アメリカ・フェレーラ, ブレイク・ライヴリー
  -- DVD / 満足度 ★★★★☆

母親たちがマタニティ教室で出会って以来、ずっと一緒の時を歩んできた4人の少女が初めて離れ離れで過ごす16歳の夏。彼女たちは、偶然手にした幸運のジーンズ(体型がまるで違う4人全員にフィットするジーンズ)を、ひと夏の間順番に着まわす約束を交わし、それぞれの夏を迎える。タイトルにもなっている通り、この不思議なジーンズが物語の中でも重要な存在となるのだが、そうはいってもジーンズ自体が何か特別な力を発揮するのではなく、4人がそれを共有することによって、互いの強さや、勇気、優しさまでもを分かち合い、またそれを身につけることで仲間がいつでも側にいてくれるような安心感をもたらすという、言わば「お守り」のようなアイテムとして機能している。成長ドラマというと、現実では成しえられない飛躍を大げさに強調したものが多いが、この作品はそうではなく、せいぜい一歩を踏み出すくらいの(しかし、その一歩が本人たちにとっては途轍もなく大きい)、誰もが共感し得るごく平凡な前進に目を向けている点が素晴らしい。少女たちの成長を「等身大のスピード」で追いかけ、輝きに満ちたひと夏の出来事を爽やかに描いた本作は、美しい涙を流せる感動的な青春ドラマであった。
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デッドコースター -- FINAL DESTINATION 2
all cinema online 詳細ページへ 2003年 アメリカ / スプラッター
  監督 : デヴィッド・リチャード・エリス
  脚本 : J ・マッキー・グルーバー, エリック・ブレス
  出演 : アリ ・ラーター, A ・J ・クック
  マイケル・ランデス , トニー・トッド, リンダ・ボイド
  -- DVD&TV / 満足度 ★★★☆☆

シリーズ3作目の公開に合わせて地上波で放送していたのを見た。
「ファイナル・デスティネーション」シリーズの売りはもちろん、人が死ぬ様子をリアルな映像演出で鮮明に見せる点だ。血しぶきが飛び、肉片が散らばり、体が崩れ落ちる最後の瞬間まで描ききる映画なんかそうそうない。この作品では、生あるものの宿命である「死」の恐ろしさを、いかに現実感をもって表現するかがポイントなのである。しかし、本作ではその部分を追求しすぎたために、ストーリーにまで手が回らなかったような感がある。今回は、迫りくる死から逃れる手段として「新しい命」の存在を切り札として掲げていたが(この時点で既に発想がチープ)、主人公が一旦死んで生き返るというオチのつけ方はいくらなんでも短絡的すぎやしないだろうか。そのあたりの処理の甘さが、B級のスプラッターホラーであるということを自ら露呈している。もう少し複雑な何かが欲しかったと、見終わった後に物足りなさを感じずにはいられなかった。ところで、TV版を見て思ったが、ゴールデンで人が死ぬ様子を生々と放送するのはさすがに無理だったのか、ばっさりと編集されていたのが印象的だった。が、普通に考えれば、それくらいのカット割で十分なはずなのだ。全く悪趣味な作品である。
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ディック&ジェーン 復讐は最高! -- FUN WITH DICK AND JANE
all cinema online 詳細ページへ 2005年 アメリカ / コメディ
  監督 : ディーン・パリソット
  脚本 : ジャド・アパトー 他
  出演 : ジム・キャリー, ティア・レオーニ
  アレック・ボールドウィン, リチャード・ジェンキンス
  -- DVD / 満足度 ★★☆☆☆

ジム・キャリーのコメディとは、即ち彼の一人舞台であるということは言うまでもない。それを覚悟している者としていない者とでは、見終わった後の所感も随分と違うだろう。『ブルース・オールマイティ』や『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』にも増してワンマン化が著しい本作では、それを受け入れないことには何も始まらない。しかし、彼のオーバーアクトには、毎度感心こそさせられるものの正直面白いと思ったことは一度もない。笑いには大抵ルーズさが必要だが、彼にはそれが全くと言っていいほど欠けているのである。そんな出演者の苦手を補ってくれるのが脚本であり物語の展開だ。しかし、この作品はそれにすら縋ることも出来ない。というのもストーリーの運びから仕上げの編集まで何もかもが水準以下。端的に言って、派手なコメディプレイをブツ切りにして繋げただけというか、90分という短い時間に収めたことだけは唯一褒められるが、鑑賞後に何も得られない虚しさを考慮すれば、その点も善し悪しといったところだ。全体的に、作り手がコメディシーンの大部分をキャリーの才能に依存しているというのがよくわかる。
しかし、今の彼に、もはや全盛期の輝きは無い。
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トゥームレイダー 2 -- LARA CROFT TOMB RAIDER : THE CRADLE OF LIFE
all cinema online 詳細ページへ 2003年 アメリカ / アドベンチャー
  監督 : ヤン・デ・ボン
  脚本 : ディーン・ジョーガリス
  出演 : アンジェリーナ・ジョリー, ジェラルド・バトラー
  ノア・テイラー, ジャイモン・フンスー
  -- TV / 満足度 ★☆☆☆☆

前作は劇場にまでわざわざ足を運んでしくじった私。今度はその二の舞を踏むまいと自宅鑑賞に踏み切ったわけだが、それは間違いなく正しい選択だったと言える。前作よりもロケが多用され、ギリシャに中国、アフリカと世界中を飛び回る主人公。しかし、製作費をケチったか、拙いCGのせいでアドベンチャー気分は完全に台無しである。特に万里の長城をバイクで走り抜けるシーンは、チープ過ぎて目も当てられない程。アンジェリーナ・ジョリーのダイナミックなアクションシーンはそれなりに楽しいが、前作と比べれば質の違いは歴然である。
『スピード2』も大コケしたヤン・デ・ボン監督、悉く続編に縁のない男だ。
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ダミー -- DUMMY
all cinema online 詳細ページへ 2001年 アメリカ / コメディ
  監督 : グレッグ・プリティキン
  脚本 : グレッグ・プリティキン
  出演 : エイドリアン・ブロディ, ミラ・ジョヴォヴィッチ
  ヴェラ・ファーミガ, イレーナ・ダグラス
  -- DVD / 満足度 ★★★☆☆

自分の言いたいこともろくに言えないグズで内気な主人公が、腹話術を通して自分の弱さを克服し、恋に夢にと明るい未来へ前進していく姿を描いたサクセスストーリー。幸せ一色に染まりがちな自己改革の物語も、ダミー(腹話術人形)を小道具として上手く使ったことで、月並みになるのを救っている。キャラクターの設定上、大人しい展開が延々続くが、突然思いもよらないズレた笑いに仰天することもしばしば。それが構成上必要なのかはわからないが、そういったシーンおかげで単調なストーリーがピリッと引き締まったのは確かだ。
また、主演のエイドリアン・ブロディーは、白のブリーフ一丁という情けない姿を惜しげもなく披露し、それがまた恐ろしく似合っているから驚きである。さらに、自らこなした腹話術も見事なもので、後半はまるで人形が生きているかのような錯覚さえ起こさせる。作品自体は地味な印象だが、ブロディーの魅力がたっぷり詰まったキッチュで可愛らしい作品だった。
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トゥルー・クライム -- TRUE CRIME
all cinema online 詳細ページへ 1999年 アメリカ / 犯罪
  監督 : クリント・イーストウッド 
  脚本 : ラリー・グロス 他
  出演 : クリント・イーストウッド, イザイア・ワシントン
  ジェームズ・ウッズ, デニス・リアリー
  -- TV / 満足度 ★★☆☆☆

一見、「冤罪」というテーマを軸に、アメリカ社会が孕む死刑制度や人種問題の課題点を浮き彫りにさせるような社会派ドラマにもとれるが、公開された時期からして、クリスマス向けの娯楽ムービーと考えた方が自然だろう。
といって、絵に描いたハッピーエンドにケチをつける気はないが、そもそもイーストウッド監督作ということで骨太な物語を期待したのが間違っていたようだ。作品自体は終始イーストウッドの一人舞台といった感じで、自分の願望を込めてか若い女の子と次々いい感じになるのだが、70歳目前の老体でセックスにがっつく姿はあまり美しいとは言えない。幾分テーマは違うが、『評決のとき』の方が社会問題と娯楽性を上手くミックスしていたように思う。
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トラブル IN ベガス -- ELVIS HAS LEFT THE BUILDING
all cinema online 詳細ページへ 2004年 アメリカ / コメディ
  監督 : ジョエル・ズウィック
  脚本 : ミッチェル・ガネム, アダム=M ・ガーバー
  出演 : キム・ベイシンガー, ジョン・コーベット
  ショーン・アスティン, デニース・リチャーズ
  -- DVD / 満足度 ★☆☆☆☆

私が『トラブル IN ベガス 』に求めたものはゴーシャスさだった。パッケージの中の二人は、まるで『ディボース・ショウ』のジョージ・クルーニーとキャサリン=ゼタ・ジョーンズのような、あるいは『Mr. & Mrs. ス ミス 』のブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのような華やかさを醸している。しかし、そのゴージャスな化学反応は、どうやら写真の中だけのものだったようだ。というのも、実際のそれは何というかこう物凄く安っぽいのである。構成は至ってシンプルで、簡単に言えばエルヴィス・プレスリーをネタに据えたロードムービーなのだが、設定が全く活きてない上に意味までない。全身をホットピンクでキメたキム・ベイシンガーも、今一そのノリについていけず置いてけぼりを食っているような印象だ。二人の安っぽさは内容の薄さから来るものだということがわかる。映画を無茶苦茶に酷評したい衝動に駆られたら、真っ先にこの作品を見てみるといいだろう。
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ドニー・ダーコ -- DONNIE DARKO
all cinema online 詳細ページへ 2001年 アメリカ / ミステリー
  監督 : リチャード・ケリー
  脚本 : リチャード・ケリー
  出演 : ジェイク・ギレンホール, ジェナ・マローン
  パトリック・スウェイジ, ドリュー・バリモア
  -- DVD / 満足度 ★★★★☆

本作が世界的に高評価なのもうなづける。今までに出会ったことのない新感覚青春ミステリー。一向に見えてこない話の筋を追いかけるうち、ケイオティックな世界観にどんどんと引き込まれ、ついには脳を犯されたような感覚に陥る。この作品に答えなど無いのだろう。「人生のパズルは解けるようで解けない、人生は矛盾」という不条理を謳っているような気がした。何度も何度も観返して、この作品の不思議に酔いしれるのも悪くない考えだ。
さて、ストーリーも然ることながら、本作では役者の演技にも底力を感じさせる。
特にジェイク・ギレンホールのそれは相当のものだ。主演が彼でなければ全く別のテイストになってしまっていただろう。目の奥に宿る闇が、この作品の雰囲気を、よりダークにそして憂鬱に演出していたように思う。
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天才マックスの世界 -- RUSHMORE
all cinema online 詳細ページへ 1998年 アメリカ / コメディ
  監督 : ウェス・アンダーソン
  脚本 : ウェス・アンダーソン, オーウェン・ウィルソン
  出演 : ジェイソン・シュワルツマン, ビル・マーレイ
  オリヴィア・ウィリアムズ, シーモア・カッセル
 -- DVD / 満足度 ★★★★★

題して「ウェス・アンダーソンの映画を見てみよう」企画の第一弾として、この『天才マックスの世界』を見てみることにしたのだが、これがいい!本当に最高なのだ。主人公のマックスは、名門ラシュモア高校に通う15歳の天才高校生。一口に天才と言っても様々だが、彼がそうである所以は、人並み外れた強い好奇心と優れた行動力に因るものだ。落第寸前にもかかわらず19ものクラブを手広く切り盛りしているマックスは、所属するクラブも実にユニーク。切手とコインクラブ副部長、模擬国連ロシア代表、養蜂クラブ部長、爆撃ゲームの会創設者、カリグラフィークラブ部長(これが地味で面白い)と、ユニークはユニークでも桁外れなところが笑わせてくれる。そんな彼が学校の教師に恋をしたら....
ここでも即実行なのがマックス流。彼女が魚好きと知るや否や、すぐさま学校の敷地内に水族館を建設しようと奮闘する。あ、あり得ない。
やることなすこと大人顔負けなマックス 、しかし中身はまだまだ子供。思わぬライバル(それも友人で同級生の父親)出現に、悪知恵を働かせ対抗するのだが、ホテルの部屋に大量の蜂を放したり、車のブレーキを壊したりと、今回ばかりは「クールに」というわけには行かないようだ。一方のライバル、ブルーム(ビル・マーレイ)は、そんなマックスの執拗な攻撃を淡々とかわしていく。このアンニュイなアンバランスさがなかなかいい。芸達者ビル・マーレイも、哀愁に満ちた演技で何とも言えない妙味をスクリーンいっぱいに漂わせていた。
途中、マックスは、突っ走りすぎが祟ってラシュモア高を退学になってしまうのだが、転校先の高校でも相変わらずだ。
「フェンシング部がないので創設するべく最善を尽くします」
こんな風変わりな青春ドラマも、たまにはいいな。
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トゥルー・ブルース -- TOO YOUNG TO DIE?
all cinema online 詳細ページへ 1990年 アメリカ / 犯罪
  監督 : ロバート・マーコウィッツ
  脚本 : デヴィッド・フィル, ジョージ・ルビノ
  出演 : ジュリエット・ルイス , ブラッド・ピット
  トム・エヴェレット, マイケル・オキーフ
  -- PCTV / 満足度 ★★★☆☆

ジュリエット・ルイス演じる15歳の少女は、継父にレイプされ、母親に捨てられた挙句、偶然出会ったぽん引きの男に唆され、ストリップから売春、麻薬へと手を染めていく。そんなある日、彼女は店に来ていた1人の客に保護され、生きる希望を掴んだかのように見えたが、その幸せはいとも簡単に崩れ落ち、この上ない絶望感と怒りから殺人を犯してしまう。裁判の末彼女に下されたのは極刑。
そこで問いかける。 Too young to die?
これは未成年者への死刑適用の是非を問う社会派のドラマである。
アメリカは先進国で唯一、未成年の死刑を認めている国である。非難が高まる国際世論を受けて、このような作品が生まれてくるのはある種必然的とも言えよう。
しかし気に食わないのは、この作品が一貫して少女の殺人に対する正当性を主張してくる点。フィクションをいいことに彼女を取り巻く環境の劣悪さをこれでもかと強調してくる。確かに、 " 彼女には " 酌量の余地があったかもしれない。が、全ての未成年犯罪者を彼女とイコールで結ぶことはできない。当然である。しかし、それをいとも簡単にやってみせる浅はかさに嫌悪感を感じる。
2005年3月1日、米連邦最高裁判所において、18歳未満の未成年凶悪犯に対する死刑適用は違憲か否かについての審議が行われた。これは93年ミズーリ州で起こった誘拐殺人事件で州高裁が宣告した当時17歳の少年への死刑判決を受けてのものだが、結果だけ言えば5対4で判決は違憲とみなされ宣告の撤回命令が下された。なぜこの話を持ち出したかというと、私は合憲を主張したある判事の意見に賛成だからである。それは「年齢にかかわらず事件毎に判断すべき」というもの。いくら罪状に共通性があるとしても、個々の犯罪をジェネラライズしてしまうのは非常に危険なことのように思えてならない。

但し、ある一点においてこの映画は観る価値がある。それは、ジュリエット・ルイスの狂気に満ちた演技を目にするためだ。18歳という若さでこれほどまで役に入り込めるというのは、もう天才としか言いようがない。
私にとっては、彼女の実力を改めて思い知らされる作品となった。
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